自由律俳句結社 青穂

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私の感銘句 2018.12.25更新

 

   那須田 康之 選


    木蓮の白さがもう受け取れない手紙       高木 架京

 今年も庭の木蓮が咲いた。例年と違ってその白さが一層眼に滲みる。この句を読んだ時、重富架光さんのことと思った。折にふれて手紙を頂き叱咤激励してくれた師が亡くなられて会うことも手紙を頂くこともできなくなってしまった。悲しんでばかりいられない、自分のできることをしなければと決意しているのだろう。



私は人々にかういふ。

君等が心の土に真実の種をおろせ。 

君等が生活の上に生命の木を生ひ立たせよ。

大地の力を生きることの力とせよ。

太陽の光を生きることの光とせよ。

然らば、君等が生命の木はやがて多くの花をつけ多くの実を結ぶであらう。

(井泉水著『生命の木』「芸術より芸術以上へ」)